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Vol.16, No.3 「人間共存型ロボット」
これまでのロボット研究では,劣悪な労働環境での定型・繰り返し作業を効率良くこなし,生産性向上に大きく貢献してきた産業用ロボットに代表されるような,完全自動化(無人化)を目指した研究開発が主に行われてきた.しかし近年,高齢化の進展や,高度な技術者・技能者の不足による人材の減少,大量生産から多品種少量生産化および産業構造のサービス化に伴い,単なる省人・省力化を図るものを超えて,日常生活から社会産業分野まで幅広い分野で,人と協調しつつ人にサービスや支援活動を行う人間共存型ロボットの技術開発を求める気運が高まっている.
本会においても,昨年の学術講演会において,「人間とロボット」オーガナイズドセッションが企画され,計39件の発表が行われるなど,盛り上がりを見せている.このような背景のもと,「人間共存型ロボット」特集号を企画した.ロボット技術の新たな適用分野を考えている人や,人に優しく使いやすいロボットの開発を目指している人に読んでいただければ幸いである.
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