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Vol.16, No.4 「ロボットと教育」
欧米の追従や大量生産・大量消費を前提としたこれまでの社会構造が終ろうとしている今,新しい時代を切り開いていくために創造力の豊かな人材が求められている.このような背景の下に,最近「創造性教育」や「ものづくり教育」が大変盛んになっており,その題材としてしばしばロボットが登場する.一方,以前から多岐の分野にまたがるメカトロニクスやロボティクスを初学者や現場の技術者にどのように教えるべきかという議論が行われてきた.そこで,本特集は,ロボットと教育の関わりについて考えるために,『ロボットと教育』という表題で,「ロボットを用いた教育」と「ロボテイクスの教育」を取り上げる.二つのテーマは異なるようでいて,実践にあたっては共通する話題が多い.
実は,本誌の第3巻第6号(1985)において同じ表題で非常に力の入った特集が組まれている.時代背景や技術レベルは変化しているが,いま読んでも参考になるものである.この特集で取り上げられている事例は,「ロボティクスの教育」のためのカリキュラムの構成などが主である.そこで,本特集では,特に個々の実習教育の具体的な内容を取扱うことにする.
また,第15巻第1号(1997)の特集「ロボットコンテスト」とは内容がかなり関連しているが,できるだけ話題や執筆者が重ならないように気を付けた.ロボットの実習というと競技形式になることが多いようであるが,「ロボットコンテスト」の特集で取り上げられている話題は有志が任意で参加するイベントであるのに対し,本特集では,授業や研修のなかで全員参加で行われている話題を取り上げる.
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