
JRSJVol.16, No.5 |
Vol.16, No.5
『重点領域研究「知能ロボット」』 本特集号は,文部省の科研費によって1995年度から3年間にわたって実施された『重点領域研究「知能ロボット」研究』で得られた知見の一部を整理し,その過程での議論から浮かび上がった課題や方向付けをまとめ,今後展開する知能ロボットの俯瞰を試みたものである.
このプロジェクトにおいては,技量の力学的理解(A班),感覚と行動による実環境の理解(B班),人間機械協調システム(C班),生物型自律システム(D班)の四つの柱がたてられ,関連する研究(延ベ55課題)が,約6.3億円の資金と約120名の研究者によって追求された.
(中略)
重点領域研究「知能ロボット」は,研究の共通基盤となるツールの実現をはじめ,この分野の研究活動を大いに活性化させ,本特集号にその一部がまとめられたように今後すすむべき道を明確にした.知能ロボットは,3年プロジェクトで尽きてしまう研究テーマではない.本特集号が,そのような新たな知能ロボット研究のさらなる発展のきっかけとなることを祈る. (佐藤知正 東京大学) |