JRSJ Vol.19, No.3
Vol.19, No.3 マイクロマシン技術

  21世紀の始まりと共に,通商産業省(現 経済産業省)主導で始まった国家プロジェクト「マイクロマシンの技術の研究開発」は最終年度を迎え,「マイクロマシン」というキーワードで進んできた数々のプロジェクト研究は一つの節目をみる.これはプロジェクト成果という表舞台の一方で、裏舞台である残された問題点を明確化し,各開発研究者が自らの今後の方向性を模索する重要な節目ともいえる.さらにこれから21世紀を担う次期プロジェクトの種として育てていかなければならない.
 最近,新しいキーワードとして「ナノ」が注目されている.米国での「ナノテクノロジー」とはDNA解析としったバイオ分野も含むそうである.さて,日本の「ナノ」とはいったい何を目指すのであろうか.まだその解釈は千差万別のようである.当然「マイクロ」と「ナノ」は深い関係にあり,「マイクロマシン技術の開発研究」の成果を踏まえた上での議論で明確にされる必要があるだろう.その上で,本特集により,プロジェクト成果の一端を紹介する機会をもてたことはうれしい限りである.今後の研究動向を探る上でも参考としていただければ幸いである.なお,本プロジェクトのスタート当初に本学会誌Vol.12, No.4において「マイクロマシン」の特集が組まれており,併せて読んでいただくと興味深いと思われる.
[後略]
(「特集について」より抜粋)