JRSJ Vol.19, No.6
Vol.19, No.6 極限環境作業ロボット

 ロボットや知能メカトロニクスに関連する技術の社会貢献を考えた場合,極限環境作業の自動化もしくは支援がその一例としてあげられる.近年では,JCOの臨界事故,阪神・淡路大震災や三宅島の噴火等の事故・災害発生時において人間に頼っていた作業へロボット技術を導入すべきであるとの意見も聞かれた.実際に,雲仙普賢岳の噴火による被害地域においては自律ヘリコプターによる観測調査や遠隔操作による無人化施工システムが泥流対策に利用されており,ハワイ沖での訓練船の沈没事故においても海中ロボットによる探査が検討されていた.ほかにも,宇宙空間や深海における調査・作業等においてもロボット支援技術を導入していくことで,作業効率の向上や危機回避に繋がり,新たな科学的な進歩にも貢献できると考えられる.そこで,本特集では原子力事故対応システム開発プロジェクトを契機として,極限環境作業ロボット技術の近年の動向や開発事例についてまとめることとした.
[後略]
(「特集について」より抜粋)