日本ロボット学会学術講演会ー産学連携セッションのご案内
ロボット研究者の皆様へ
日本ロボット学会学術講演会ー産学連携セッションのご案内
皆様ご存知のように、現在、世界の製造業の勢力地図が急速に変化しておりそれに伴い、産業用ロボットの市場や期待も大きく変化しています。
日本ロボット学会では、ロボット学とロボット産業の連携を従来以上に強化することにより、現在の国際的な技術競争・事業競争の激化という試練を、新たな進歩を産み出すチャンスに転換すべく、第30回日本ロボット学会学術講演会 (RSJ2012 https://www.rsj.or.jp/rsj2012/)において、以下の特別セッションを実施します。
ストラテジックセッション(SS3)
産学連携セッション ~産業用ロボットイノベーションへのチャレンジ~
Part1:要素技術の最前線
最先端材料・機構部品などの製品及び研究開発者動向について専門
家から解説をいただき、ロボットへの適用の可能性を探る。
Part2:産業用ロボットイノベーションへのチャレンジ
産業用途にイノベーションをもたらし得る具体的な目標仕様を実現で
きそうな提案や研究成果を持ち寄り、産学双方の立場からその実用
価値や実現可能性についての議論を深める。
Part2へのご投稿のお願い
Part2では、実産業上の価値に結びつける議論を目的としますので、必
ずしも初出の完成度の高い成果発表のみを期待するものではありません。
従いまして、
・過去の成果の見直しや、提案レベルにとどまる発表も歓迎します。
産業用途にイノベーションをもたらしうる仕様としては以下のようなものを
想定しています。皆様の取組みをこれらの切り口から評価してみてください、
様々な方向からのアプローチが可能と思います。
・消費エネルギーを従来の半分以下とすることができる
・自重以上の可搬質量を実現することができる
・現地での立ち上げ時間を従来の1/10以下にすることができる
(ティーチングレス、キャリブレーションレス等)
・従来の主要構成部品が不要になる
(ギアレス、エンコーダレス、ケーブルレス、オイルレス等)
・ロボット応用システムの設計・検討時間を半分以下にできる
・海外で稼動するロボットのリモートメンテナンスを可能とする
・その他
さらに、
・イノベーションをもたらしうる目標仕様そのものの妥当性やサーベイ
に関する発表も歓迎します。
ご投稿要領等は学術講演会HPをご参照いただきますが、本セッション
はストラテジックセッションのため、ご投稿に関するオプションがいくつかあ
ります。
従いまして、ご発表に興味をお持ちの方は、下記にメール連絡いただきた
く、よろしくお願いいたします。
連絡先
日本ロボット学会
副会長・産学連携委員会委員長 小平紀生
Kodaira.Norio@eb.MitsubishiElectric.co.jp
庶務理事・産学連携委員会幹事 長瀬雅之
nagase@sec.co.jp
積極的なご提案ご議論、宜しくお願い致します。