ロボティクス空間知能化研究専門委員会・講演会のご案内
ロボティクス空間知能化研究専門委員会 講演会のご案内
(本案内を重複してお受け取りになった場合にはご容赦ください)
ロボティクス空間知能化研究専門委員会では、下記の通り講演会を開催
致します。広めの教室を用意致しましたので、席数は十分ございます。
ご関心、ご興味のある方はぜひご参加頂ければと存じます。
記
ロボティクス空間知能化研究専門委員会・講演会
■ 開催日時:2013年 11月 28日(木)15:00-17:10
■ 会 場:中央大学後楽園キャンパス 6号館4階 6426教室
■ 参 加 費:無料
■ プログラム
○講演会(1) 15:00~16:00
題目:ロボットによる街角の情報環境の構築
講師:ドラジェン・ブルシュチッチ先生(ATR)
概要:
人々が行きかう街角において,環境内を移動する
ロボットが将来
に多様なサービスを提供することが期待されている.ただ,ロボットは
街角環境において,人ならばすぐに理解できる常識に欠けているので,
外れた行動で環境の調和を乱してしまうこともある.本講演ではこの
ロボッ トの街角との調和の問題を解決し,ロボットを街角での情報環
境として利用可能にすることをめざす
研究とその最新結果に関して話す.
○講演会(2) 16:10-17:10
題目:ヘテロコア光ファイバセンサ技術と空間知覚化への応用例
講師:近 哲也先生(創価大学)
概要:
センサおよび計測技術の発展によって、空間を知覚・知能化する
発想はごく自然なものとなりつつある。知覚と知能を有した空間は、そ
こで生活する人たちの活動をさりげなく支援することが第一義的な目的
とされ、安心・安全、さらには快適で健やかな生活を支えるインフラと
して欠かせないものになるであろう。さらに、その空間に共存するロ
ボットにとっては、ロボット自体の物理的な制約を超えた新たな制御方
式の実現が可能になるなど、空間を知覚・知能化する意義は大きい。
空間の知覚・知能化を現実的に考えると、どの空間を、どのように知
覚・知能化していくかという全体の設計思想が重要となる。より具体的
に言えば、空間のどこに、どのセンサを設置していくかというセンサ
ネットワークの設計がまず求められる。センサの選定とネットワーク設
計は、実現するシステムの構成だけでなく、人の活動をどこまで認識・
判断できるか、どのような内容と質のサービス(支援)ができるかを左
右し、その空間の価値を位置付けるものとなる。
本講演では、空間を知覚化するセンサの1つとしてヘテロコア光ファイバ
センサを紹介する。かねてよりイメージセンサや電気式センサが多用さ
れているが、最近では光ファイバセンサが注目を集めている。一般に、
光ファイバセンサは細く軽量で、しなやかさを備え、さらに防水性や防
爆性に優れていることから、空間に自然な形でセンサ機能を埋め込むの
に適したセンサといえる。紹介するヘテロコア光ファイバセンサは、数
ある光ファイバセンサの中でも最もシンプルな構造であるとともに、温
度に依存しないといった他のセンサにはない性能を有している。
ヘテロコア光ファイバセンサは、変位や歪などを検出する物理型と、屈
折率やph、 湿度などを検出する化学型に大分されるが、今回の講演では
主に物理型センサの原理について説明する。また、このセンサを生活支
援に埋め込むために開発したいくつかのセンサモジュール(Pタイルマッ
ト型、スイッチ型、クッション型)の構造と基本性能を示し、人の生活
支援およびロボットの制御支援への応用事例を紹介する。
○懇親会 18:00 - 20:00
■ 参加手続き
席は十分余裕がございますが、事前にご連絡を頂けましたら幸いです。
ご氏名:
ご所属:
ご連絡先:
■ 連絡先 新妻実保子 niitsuma (at) mech.chuo-u.ac.jp
http://www.mech.chuo-u.ac.jp/~hslab/rsj_ispace/
以上