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2022年度オープンフォーラム

OF1:ソフトロボット学の全貌を理解する

9月9日(金)10:00-13:00

OPEN

場所

6号館61講義室

オーガナイザ鈴森康一(東京工業大学),舛屋賢(宮崎大学),新山龍馬(明治大学),中嶋浩平(東京大学),清水正宏(大阪大学)
主催「ソフトロボティクス入門」編集委員会,新学術領域「ソフトロボット学」,共催
概要

本領域では,ソフトロボット学の体系化を目標の一つとして掲げ,世界標準を目指した和/洋の教科書をそれぞれ出版予定です.
このオープンフォーラムでは,12月予定の和文教科書(新学術領域「ソフトロボット学」*&日本ロボット学会監修,オーム社)出版に先立ち,編著者らがその内容におおよそ沿って,ソフトロボットに関する基礎から最新の知見まで広く解説します. また,オーム社さまのご厚意により,参加者の中から抽選で書籍のプレゼント(出版時)も計画しています.
本企画は,第40回日本ロボット学会学術講演会の一企画です.大勢の方のご参加をお待ちしています.

 

司会:清水 正宏(大阪大学)

10:00- 趣旨説明および書籍発刊案内,清水 正宏 (大阪大学)
10:10- ソフトロボットの概念,鈴森 康一 (東京工業大学)
10:30- 柔軟体モデリング,平井 慎一 (立命館大学)
10:50- やわらかい知能,中嶋 浩平 (東京大学)
11:10- 休息
11:20- ソフトアクチュエータ,舛屋 賢 (宮崎大学)
11:40- やわらかいセンサ,新竹 純 (電気通信大学)
12:00- 設計と製作,新山 龍馬 (明治大学)
12:20- ソフトロボットの機能と制御,多田隈 建二郎 (東北大学)
12:40- 質疑応答 13:00  閉会

 

参考情報:新学術領域「ソフトロボット学」の詳細については, こちら をご参照ください.


OF2:ロボット性能評価工学 -フィールドロボット性能評価プロセスの体系化を目指して-

9月9日(金)10:00-12:00

OPEN

場所

6号館62講義室

オーガナイザ川平浩司,吉田利夫(一般財団法人 製造科学技術センター ),木村哲也(長岡技術科学大学),佐藤徳孝(名古屋工業大学)
主催一般財団法人製造科学技術センター
概要

現在,様々なフィールドロボットの研究開発や製品化が進められ,連続稼働時間,最大移動速度などの個別性能の評価は行われており,一部のタスクは国際標準化されていますが,現場で与えられた任務(ミッション)が達成可能かどうかを評価する総合的な評価(ミッション型性能評価)の手法は確立していません.
現在職人技的な策定(暗黙知)になっている試験法策定の方法論を確立(形式知化)し,将来的な新学術領域「ロボット性能評価工学」の開拓を目指します.
本OF では,従来の経緯・課題,アカデミアによる「性能評価工学(仮)」へのビジョン,および現在の取り組み等についての紹介を行います.

 

司会:川平浩司(一般財団法人製造科学技術センター)

10:00- 開会挨拶 阿部 聡(一般財団法人製造科学技術センター 専務理事)
10:05- ロボットの性能評価の重要性-災害対応分野に見る世界と日本の取組み 木村哲也(長岡技術科学大学教授)
10:25- ロボットの性能評価工学の開拓 佐藤徳孝(名古屋工業大学助教)
10:45- 性能評価手順書作成への取り組み(2018年5月発行) 資料A資料B 大西 献(三菱重工業(株)技監/主幹技師),佐藤均((国研)産業技術総合研究所)
11:05- 福島ロボットテストフィールド試験用橋梁を用いたロボット性能評価人材育成講座の紹介(2018-2020年度) 中村啓太(会津大学准教授)
11:25- ロボットの性能評価とロボットコンペティション 大金一二(新潟工科大学准教授)
11:45- ロボット評価事例の紹介 三浦洋靖(サンリツオートメイション(株)スペシャリスト)
12:00 閉会

OF3:このロボットがすごい2022

9月9日(金)10:00-12:00

OPEN

場所

6号館63講義室

オーガナイザ槇田諭(福岡工業大学),藤澤隆介(九州工業大学),新山龍馬(明治大学), 田中基康(電気通信大学),内山瑛美子(東京大学),森 裕紀(早稲田大学), 山田大輔(ソニーグループ株式会社),福井孝太郎(三菱電機株式会社)
主催日本ロボット学会 若手・学生のためのキャリアパス開拓研究専門委員会
概要

「このロボットがすごい!」は新進気鋭の研究者・開発者たちがロボットとロボット研究のおもしろさを社会に向けて熱く語るためのイベントです. 一般市民のもつロボットのイメージは研究者らが思っている以上に狭いものであると思われます. 本企画はそのようなイメージを払拭し,ロボットとその研究の多様性を社会に広く提示し,次世代のロボット研究志望者が増加することを期待して実施するものです.

 

・「社会の中でロボットと暮らすには」
太田智美 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程,大阪音楽大学音楽学部ミュージックビジネス専攻助教)
・「どんなロボットも作れるこの時代,君は生き延びることができるか?」
但馬 竜介(TechMagic株式会社 CTO 兼 盛り付け当番)
・「OUXT Polaris: Maritime Robotx Challengeに向けた自律操縦船の開発
溝口裕介(OUXT-Polaris /九州工業大学), 永田暁久(OUXT-Polaris /関西大学)
・「人間とは,動物とはなんだろう?~動物理解のためのロボティクス~
増田容一 (大阪大学大学院工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター, 大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻 助教(兼任))

 

参考情報:最新情報をウェブサイトに掲載


OF4:「自動配送ロボのラストワンマイル」シリーズ04

9月9日(金)10:00-12:20

OPEN

場所

6号館64講義室

オーガナイザ鶴田壮広(NEDO ロボット・AI 部 主査)
主催国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
概要

NEDOでは,令和2年度補正NEDO事業「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」で得られた実証実験の成果や知見をもとに, 自動配送ロボットを活用した配送サービス実現を加速させることを目的とし,全5回開催予定のシリーズセミナーを開催しています. 4回目となる今回は,令和2年度事業で得られた実証実験の成果に加えて,自治体における配送ロボットの活用事例,ロボットを導入しやすい “ロボットフレンドリーな環境”の実現に向けた取組など,様々な有識者の方からご講演いただきます.

 

10:00- 開会
10:03- はじめに,NEDO講座事業紹介,プログラムポイント紹介 鶴田壮広(NEDO)
10:10- 『ロボットフレンドリーな社会の実現に向けて』--ロボット導入環境のイノベーション-- 秦野耕一(経済産業省)
10:30- ロボットフレンドリーな施設の実現に向けて 村松洋佑
10:50- ロボットフレンドリーな環境の実現に向けて--物理環境特性の標準化-- 朝比奈泰裕(森トラスト株式会社)
11:10- 令和2 年度配送ロボ事業実証事例紹介 中野浩也(株式会社Qbit Robotics)
11:30- 自治体における自動配送ロボット利活用事例集の紹介 脇谷恭輔(経済産業省)
11:45- 筑西市における配送ロボサービス実証事例紹介 高橋法夫(三菱商事株式会社)
12:15- 閉会挨拶
12:20  終了


OF5:ムーンショット型研究で目指すAIロボット

9月9日(金)10:00-12:00

OPEN

場所

6号館セミナーAD室

オーガナイザ菅野重樹(早稲田大学),永谷圭司(東京大学),原田香奈子(東京大学),平田泰久(東北大学)
主催国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
概要

「ムーンショット型研究開発制度」は,超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し,人々を魅了する野心的な目標を国が設定し,挑戦的な研究開発を推進するプログラムです.目標3では「2050年までに,AIとロボットの共進化により,自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」を目的として,Coevolution(AI技術とロボット技術とが連携して自ら性能を向上させる技術)とSelf-organization(環境等に適応するため自分自身の知識や機能を自己的に改変するAI技術とロボット技術)の2つの視点を踏まえた研究開発を推進しています.
それらの技術を有するAIロボットの活躍の場として「人が活動することが難しい環境で,自律的に判断し,自ら活動し成長するAIロボット」,「自然科学の領域において,自ら思考・行動し,自動的に科学的原理・解法の発見を目指すAIロボットシステム」,「人が違和感を持たない,人と同等以上な身体能力をもち,人生に寄り添って一緒に成長するAIロボット」という3つのカテゴリが設定され,様々なプロジェクトが進められています.本オープンフォーラムでは,研究開発プロジェクトが描く,人とロボットが共生する2050年の社会像とその実現に至る様々な技術を紹介し,皆さんと一緒に未来社会を議論する場とさせていただきます.

 

セッション1:プロジェクト紹介と目指す社会像
10:00- ご挨拶 福田敏男(名古屋大学)
10:05- 一人に一台一生寄り添うスマートロボット 菅野重樹(早稲田大学)
10:15- 多様な環境に適応しインフラ構築を革新する協働AIロボット 永谷圭司(東京大学)
10:25- 人とAIロボットの創造的共進化によるサイエンス開拓 原田香奈子(東京大学)
10:35- 活力ある社会を創る適応自在AIロボット群 平田泰久(東北大学)
10:45- 質疑応答
11:00 セッション1終了
セッション2:若手研究者が描く2050年のAIロボットビジョン
11:00- 深層予測学習が創る人間共生ロボットの実現に向けて 伊藤 洋(早稲田大学・日立製作所:菅野PJ)
11:10- ヘテロ群ロボットが生み出す協調行動の未来 末岡裕一郎(大阪大学:永谷PJ)
11:20- 身体図式の自律獲得機能を有する知能ロボットシステムとサイエンス開拓 河原塚健人(東京大学:原田PJ)
11:30- 共に成長するロボットに向けた感情発達ロボティクス 日永田智絵(奈良先端科学技術大学院大学:平田PJ)
11:40- 2050年のAIロボットを考えるパネルディスカッション
12:00 セッション2終了


OF6:研究成果を学術論文としてまとめる意義とその技術

9月9日(金)10:00-12:00

OPEN

場所

14号館143講義室

オーガナイザ山本江(東京大学),辻俊明(埼玉大学),前田雄介(横浜国立大学),菅原雄介(東京工業大学),中西 淳(名城大学),田原健二(九州大学),山野辺夏樹(産業技術総合研究所)
主催日本ロボット学会 理事会
概要

若い研究者,技術者,学生の皆さんの中には,論文の執筆や投稿に関し,様々な疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃることと思います. 例えば,査読はどのようにして行われるのか? どのような論文を書けば,採択されやすいのか?そもそも論文を書くことの意義は何か?といった疑問は,多くの人が共通して持たれているのではないでしょうか. 本オープンフォーラムでは,日本ロボット学会が発行している2つの論文誌(日本ロボット学会誌とAdvanced Robotics)の担当者から,各雑誌における論文投稿の仕組みと特徴, 査読プロセスの概要を紹介し,論文をスムーズに採択させるためのポイントについて議論を行います.また近年,雑誌論文と国際会議論文との位置づけも変化していることを踏まえ, 国際会議論文を書く意義やポストコロナ禍で国際会議に参加する意義についても議論したいと思います.

 

10:00- 前田雄介(横浜国立大学)「日本語論文をまとめる意義とその書き方」
10:15- 倉林大輔(東京工業大学)「英語論文をまとめる意義とその書き方 ~書こうよ論文!投稿しようよ国際誌!~」
10:30- Gentiane Venture(東京大学)「国際会議へ参加する意義と論文の書き方 ~会議への出席を最大限に活用するコツ~」
10:45- 休憩
10:55- 小島邦生(東京大学)「伝わる論文の書き方 ~不採択から採択までの変化~」
11:15- 質疑応答/総合討論
12:00  閉会

OF7:ロボティクススタートアップ会議2022 -ロボットベンチャーの成功を考える-

9月9日(金)13:00-17:30

OPEN

場所

オンライン開催

オーガナイザ坂本義弘(早稲田大学次世代ロボット研究機構,東京ロボティクス株式会社)
主催早稲田大学次世代ロボット研究機構,東京ロボティクス株式会社
概要

日本再興のためには,成功するベンチャー企業が数多く生まれることが必須と考えます.
近年,大学の研究室からのスピンオフベンチャー企業が増えていますが,まだ身近とは言えません.
本企画では,研究者やエンジニアが創業した会社を中心に起業家の生の声を聞くことで,皆さんに起業のイメージを具体化してもらうことを目的としています.
また, 一般に困難と言われるロボットベンチャー(ハードウェアベンチャー)の成功事例を増やすために,成長の方法を論理的に検討する場でもあります.
今年の開催は,投資ラウンドをシリーズB・C に至るまで会社を成長させた起業家の皆様にご講演いただきます.

 

司会:坂本義弘(早稲田大学次世代ロボット研究機構 招聘研究員)

13:00- 開会の挨拶 大谷 淳 教授(早稲田大学次世代ロボット研究機構 機構長)
13:10- 開催の趣旨説明 坂本義弘(早稲田大学次世代ロボット研究機構 招聘研究員)
13:30- 講演 三宅 徹 氏(株式会社未来機械 代表取締役)
14:00- 講演 山崎文敬 氏(株式会社イクシス 代表取締役Co-CEO兼CTO)
14:30- 休憩
14:40- 講演 但馬竜介 氏(TechMagic株式会社 取締役兼CTO)
15:10- 講演 モーハナラージャ ガジャン 氏(ラピュタロボティクス株式会社 代表取締役CEO)
15:40- 休憩
15:50- パネルディスカッション 講演者4名(モデレータ:坂本義弘)
16:50- 閉会の挨拶 坂本義弘(早稲田大学次世代ロボット研究機構 招聘研究員)
17:00  終了

OF8:ロボットシステムインテグレータ育成における実務教育と学校教育の接点

9月9日(金)14:00-17:00

OPEN

場所

6号館64講義室

オーガナイザ佐藤知正(東京大学名誉教授),野田哲男(大阪工業大学教授),久保田和雄(FA・ロボットシステムインテグレータ協会会長)
主催FA・ロボットシステムインテグレータ協会
概要

FA・ロボットシステムインテグレータ協会では,ロボットSI検定やロボットSI基礎講座などロボットシステムインテグレータを養成するための実務教育を行っています. 本企画では,我が国の喫緊の課題であるロボットシステムインテグレータの育成という面において,産学のそれぞれの視点からの取り組みを紹介した上で,あるべき姿を考察します.

 

司会:高本治明(FA・ロボットシステムインテグレータ協会:事務局)

14:00- 開会挨拶及び趣旨説明 久保田和雄(FA・ロボットシステムインテグレータ協会:会長)
14:20- 「学から見たロボットシステムインテグレータ育成の現状」 野田哲男(大阪工業大学教授)
14:50- 「産から見たロボットシステムインテグレータ育成の現状」 柳原一清(FA・ロボットシステムインテグレータ協会:人材育成分科会主査)
15:20- 「これからの実務教育と学校教育のあり方」佐藤知正(東京大学名誉教授) 
15:50- 休憩
16:00- パネルディスカッション「ロボットシステムインテグレータ育成における実務教育と学校教育の接点」(コーディネータ:佐藤知正 パネリスト:野田哲男,久保田和雄,柳原一清)
17:00  閉会

 

参考情報:ロボットシステムインテグレータの人材育成(及び講座体系)を考えるにあたっての視点や考え方の提案


OF9:女性ロボット研究者・技術者ってどんな人?! -多様な専門や年代の女性研究者・技術者が歩んできた道をシェアしよう-

9月9日(金)13:00-15:00

OPEN

場所

6号館64講義室

オーガナイザ上田悦子(大阪工業大学)
主催日本ロボット学会 学会価値委員会 ジェンダー対策WG
概要

本OFは,ロボットに関する仕事の魅力や楽しさを伝えることと,スーパーウーマンでなくてもロボットの仕事と家事・育児を続けられることを伝えることを目的としています.ロボットの専門は,心理学から情報科学,そしてメカまで,多岐にわたります.加えて,女性ロボット研究者・技術者が歩んできた道も多様です.
本OFでは,多様なバックグラウンドを持つ女性ロボット研究者・技術者がパネリストとなり,ロボットに関する仕事の魅力や楽しさ,仕事と家事・育児の両立について,参加者のみなさんとざっくばらんに意見交換したいと思います.
参加頂きたい方は,
・将来の道を迷っている学生さん
・ロボットの仕事を続けていけるか悩んでいる社会人
・女性研究者・技術者の置かれている立場をより輝かせたい方
・女性研究者・技術者への接し方を知りたい方
です.
男女は問いません.本OFを通じて,ロボットに関する仕事の楽しさや,ロールモデルのように華々しくなくても誰もが役割(ロール)を担い,必要とされていることを感じていただければ幸いです.
本OFは見逃し配信機能を用いてリアルタイムにオンライン視聴できます.一方,オンライン配信は主催者からの一方的な配信になりやすいです.活発な意見交換のため,現地参加をご検討いただけるとありがたいです.

 

1)パネリストによる話題提供
・「ロボットについて研究する女子大学院生」小嶋麻由佳(東京大学 博士課程1年)
・「ロボットの仕事を一筋に続けている女性」東風上奏絵(東京大学 特任教授)
・「企業でロボット研究開発をしながら,ライフステージと仕事の両立と一時的なキャリアブランクおよび復帰を経験した女性」星野由紀子(川田テクノロジー(株))
2)パネリストによる座談会
・ロボットに関する仕事の魅力や楽しさについて
・仕事と家庭の両立について
・女性が働き続けられるかについて
・博士課程,研究者・技術者の道に進むことについて
3)質疑応答

 

参考情報:OF9開催報告(ロボ學WEB)


OF10:MATLAB/Simulink による自律ロボットシステム開発セミナー

9月9日(金)13:00-15:00

OPEN

場所

6号館63講義室

オーガナイザ木川田亘(MathWorks Japan),能戸フレッド(MathWorks Japan)
主催MathWorks Japan
概要

ロボティクスおよび自律システムの研究・開発は加速しており,認知・判断・制御等の複合領域の技術要素が必要とされています. MATLABおよびSimulink はアルゴリズム開発,データ解析,可視化,数値計算のための統合開発環境です.近年は,AI分野の機械学習やディープラーニングなどの認知アルゴリズムから自律ロボティクス分野の判断・意思決定アルゴリズムまで幅広いソリューションを強化しています.アルゴリズム設計からモデリング,シミュレーション,仮想テスト,自動コード生成,実装までの一連の開発プロセスを単一環境で実現し,開発を加速します. 本講演では,自律ロボティクス開発を推し進めるための実機との連携を意識した実践的な機能にフォーカスをあて,以下アジェンダにてご紹介させていただきます.
MATLAB およびSimulink をご存知の方も,そうでない方もぜひご参加ください.

 

講演セッション(1)
MATLABおよびSimulinkを活用したロボット・自律システム開発の概要:
(MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部 木川田 亘)
自律ロボットシステムの開発には認知・計画・判断など,複合的な技術の統合が必要です. MATLAB/Simulinkは複合領域の開発検証を単一環境で実現します.本講演ではロボット開発に有用な各種機能についてご紹介いたします.
YOLOv4やMask R-CNNなどのAI・ディープラーニング
Visual SLAMやLidar SLAM,経路計画,強化学習
Unreal Engine® やUnity® 連携による3Dシミュレーション

 

講演セッション(2)
エッジAIの実装例 Raspberry Pi でのROSノード生成:
(MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部 岡本 忠之)
ROSノード生成のワークフローを例に,実機実装まで含めたエッジAIを実現するワークフローについてご紹介いたします.
ROS Toolboxのご紹介
ROS / ROS2 ネットワークへの接続
ROS / ROS2 ノードの生成とRaspberry Pi™ および NVIDIA® Jetson™での実行

 

講演セッション(3)
人手作業の自動化/自律化のためのロボットアームを含むシステムの構築:
(MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部 小林 昇洋)
ロボットアームに,人作業を代替させる流れが広がっています.人作業の置き換えには, ロボット自身の自律的な認知,判断,行動,そして周辺設備との連携が必要です. 自律システム構築に向けたMATLAB/Simulinkの活用フローをご紹介させていただきます.
ロボットアームの自律的な経路計画とピッキング
MATLABからロボットアームへの接続(KINOVA®/Universal Robots®)
周辺設備を含めた自律化を支援するPLC連携ソリューション

 

OF11:食品評価サンプル規格標準化 -食品ピック&プレイスロボットの技術向上を目指して-

9月9日(金)13:00-15:00

OPEN

場所

6号館 64講義室

オーガナイザ和田一義(東京都立大学)
主催日本ロボット学会 産学連携調査研究委員会 食品サンプル規格標準化WG
概要

今日,人間協働ロボットの社会実装のフィールドとして,食品産業の自動化が注目されている. 食品製造の多くのプロセスは専用機による自動化が進んでいる一方,弁当詰め作業や配膳作業などの人手による作業が多く残されている. 食品は,製造業のワークのように形状や物理特性が安定せず,柔軟,湿潤,経時変化が速い等,ロボットハンドリングにとっては困難な要素が多く,また,食品のバリエーションも膨大である. このため,食材に合わせたハンドリングシステムの開発及び運用時の調整作業に多くの時間と労力が割かれることになっている. 現在は,食品の形状や柔らかさを模擬して作られた食品サンプルが,ロボット開発や調整に用いられ始めているが,ハンドリングの肝となる食品自体の素性に関する把握が十分に進んでおらず,評価基準も体系化されていないため,なかなか適切な運用に至っていない. このような背景から,日本ロボット学会産学連携委員会では,2021 年度より食品評価サンプル規格標準化WG を組織し,食品ロボット研究者,ロボットメーカー,食品サンプルメーカー,化学材料メーカーに参加いただき,食品評価サンプルの規格標準化に関する活動を開始した. 本企画では,これまでの食品評価サンプルに対する研究者と業界の取り組みにつきレビューする共に,WG として,今後どのように規格標準化を進めていくかにつき議論を行う.

 

司会:中川友紀子((株)RT)

13:00- 冒頭挨拶 和田一義(東京都立大学)
13:05- 食品ピッキングにおけるロボットに要求される技術 原田研介(大阪大学)
13:30- 食品の特徴に関する概念,性質 平井慎一(立命館大学)
13:55- 食品サンプルに求められる特性,物理パラメータと計測法 王 忠奎(立命館大学)
14:20- 把持用食品サンプルの素材について 古川英光(山形大学)
14:45- オープンディスカッション
15:00  閉会


-OF12:廃炉に向けた日本原子力学会との連携と課題7

9月9日(金)13:00-15:00

OPEN

場所

6号館セミナーAD室

オーガナイザ吉見 卓(芝浦工業大学)
主催日本ロボット学会/日本原子力学会_廃炉に向けたロボットの調査研究と社会貢献に関する研究会
概要

福島第一原子力発電所の廃炉で必要なロボットシステムでは,多くの分野の技術が総合システムとして統合されることが求められます. 日本ロボット学会は日本原子力学会と連携し,学術機関としてのロボット技術の研究開発と社会貢献に関する活動を進めています. 本フォーラムでは,廃炉プロジェクトの最新情報を日本ロボット学会の会員各位に伝え,廃炉に関わる活動の現状を把握いただくことを目的としています.

 

司会:吉見 卓(芝浦工業大学)

13:00- 福島第一原子力発電所廃炉作業の現状  山中和夫(東京電力ホールディングス(株)福島第一廃炉推進カンパニー 福島第一原子力発電所)
13:20- 福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン 伊藤浩行(原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF))
13:40- IRIDにおけるロボット技術研究開発概況 奥住直明(技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID))
14:00- 遠隔操作訓練を支援するためのロボットシミュレータ開発 鈴木健太(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA))
14:20- ロボットが円滑に働くための環境をロボットが構築する 福井 類(東京大学)
14:40- 格納容器内部調査のための超長尺多関節アーム Super Dragon の開発 遠藤 玄(東京工業大学)
15:00  終了

OF13:ロボティクスで促すリハビリテーションにおける超適応

9月9日(金)15:30-17:30

OPEN

場所

6号館62講義室

オーガナイザ四津有人(東京大学)
主催科研費 新学術領域研究「超適応」総括班
概要

超高齢化が進む日本では,加齢に伴う身体や脳機能の低下(フレイルティ)が喫緊の問題となっている, 社会的にも重要なこの課題を解決するために,太田らはシステム工学と医学・神経科学を融合した「超適応」という新しい学問領域を立ち上げている. 本オープンフォーラムでは,この「超適応」に携わる工学とリハビリテーション医学の研究者より,その成果の一部を発表いただく.

 

座長 四津有人(東京大学),近藤敏之(東京農工大学)

15:30- 超適応の概要 太田順(東京大学)
15:40- 講演1(医学系)出江紳一(東北大学)
15:58- 講演2(工学系)近藤敏之(東京農工大学)
16:16- 講演3(医学系)四津有人(東京大学)
16:34- 講演4(工学系)安 琪(東京大学)
16:52- パネルディスカッション:
Key Talk 淺間 一(東京大学)
パネリスト 淺間 一,出江紳一,近藤敏之,四津有人,安 琪
17:30- 閉会

-OF14:ムーンショット型研究が目指すアバター共生社会

9月9日(金)15:30-17:30

OPEN

場所

6号館63講義室

オーガナイザ宮下敬宏(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)),吉見 卓(芝浦工業大学)
主催国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
概要

少子高齢化が進展し労働力不足が懸念される中で,介護や育児をする必要がある人や高齢者など,様々な背景や価値観を有する人々が, 自らのライフスタイルに応じて多様な活動に参画できるようにすることが重要です. そのためには,人が身体,脳,空間,時間の制約から解放された社会を実現することが鍵となります. ムーンショット型研究開発事業の研究開発プログラム「目標1:2050年までに,人が身体,脳,空間,時間の制約から解放された社会を実現」では, その目標達成を目指して,サイボーグやアバターとして知られる一連の技術を高度に活用し, 人の身体的能力,認知能力及び知覚能力を拡張するサイバネティック・アバター技術についての研究開発を,社会通念を踏まえながら推進しています. 本フォーラムでは,利用者の反応をみて行動するホスピタリティ豊かな対話行動ができる複数のCAを自在に遠隔操作し, 現場に行かなくても多様な社会活動(仕事,教育,医療,日常等)に参画できる,また2050年には,場所の選び方,時間の使い方,人間の能力の拡張において, 生活様式が劇的に変革する中,社会とバランスのとれたアバター共生社会の実現を目指した研究開発プロジェクト「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」について紹介し, 参加者の皆さんとアバター共生社会について共に考えることを目的としています.

 

司会:吉見 卓(芝浦工業大学)

15:30- 基調講演(オンライン)「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」 石黒 浩(大阪大学)
15:55- 講演1「アバター共生社会プロジェクトにおける物理操作アバター」 長井隆行(大阪大学)
16:20- 講演2「アバター共生社会におけるソフトウェア基盤の研究開発」 宮下敬宏(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR))
16:45- 講演3「デバイスの利用は私たちにどのような影響を与えるのか? --マルチオミクス解析を用いたアプローチ--」 河岡慎平(京都大学)
17:10- 講演者によるパネルディスカッション
17:30  終了

-OF15:ネットワークを利用したサービスロボットの動向とRSNPチュートリアル

9月9日(金)15:30-17:30

OPEN

場所

6号館64講義室

オーガナイザ成田雅彦(都立産業技術大学院大学)
主催RSI(ロボットサービスイニシアティブ),日本ロボット学会ネットワークを利用したロボットサービス研究専門委員会
概要

COVID-19感染症対策の一環として遠隔技術やサービスロボットの導入が急速に浸透しつつあります.
RSIではインタネットを活用したロボットサービス向けの仕様の開発や応用事例について,RSNPコンテストを通して多く蓄積してきました.
また,本年度から,RSNP(ロボットサービスネットワークプロトコル)の商用利用を含む無償利用を開始いたしました.
本フォーラムでは,こうした遠隔技術やサービスロボット技術にまつわる要素技術について,招待講演を通し,また,一般向けには,RSIの概要を説明し,RSNPに関連したサービスやロボットの開発者やRSNPコンテスト参加者向けには,RSNPコンテスト参加者チュートリアル,技術相談を実地いたします.

 

・招待講演:
   クリストファーズ クリスフランシス(iPresence社 代表社員)
・一般向け講演:
  ・RSIの概要を説明 鈴木昭二(はこだて未来大学)
  ・サービスロボットの動向とサービスロボット向けの要素技術 成田雅彦(都立産業技術大学院大学)
・開発者向け講演:
   RSNPコンテスト 土屋陽介(東京通信大学)
・技術相談・入会相談:
   鈴木昭二(はこだて未来大学),土屋陽介(東京通信大学),他