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第110回 強いロボット~現場を指揮する中堅研究者による最前線のタフ技術~

開催日2017年11月12日(日)
開催地東北大学 青葉山東キャンパス 工学部中央棟大会議室
セミナーレポートセミナーレポート

開催日:2017年11月12日(日)10:30~16:30(開場10:00)

遠隔セミナー:本セミナーの有料ネット配信を行います.10月中旬募集開始予定.

開催地:東北大学 青葉山東キャンパス 工学部中央棟大会議室(宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6)

会場アクセス:
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/aobayama/
最寄り駅:仙台市地下鉄 東西線「青葉山」駅から徒歩10分

定 員:100名(定員になり次第締め切ります)

参加費(税込):※ お支払の際,別途システム手数料「216円」を頂戴致します.
当学会及び協賛学会の正会員(個人)/8,500円,会員外(一般)/13,000円
当学会及び協賛学会の学生会員(個人)/3,000円,会員外(学生)/4,500円
当学会賛助会員 招待券ご利用/無料,優待券ご利用/3,000円,左記サービス券なし/13,000円
特別優待券使用の場合:学生(RSJ会員非会員問わず)/無料,学生以外/3,000円

  • 昼食について:開催日が日曜日ですので学内の食堂は利用できません.近隣に1軒コンビニがございますが,昼食は各自事前にご用意いただくことをオススメ致します. 当日は学食をご利用いただけるようになりました.
  • 2017年度開催セミナーより参加申込みおよび参加費のお支払い方法が変更となります.詳細はご案内ページをご確認ください.
  • 賛助会員招待券/優待券および特別優待券の詳細はご案内ページをご確認ください.

口 上:
 近年,過酷な災害現場において人間に代わり情報取集や作業を行うロボットが求められています.災害現場という極限未知環境でタスクを遂行する「強さ」をロボットが獲得するためには,従来と異なる非連続イノベーションが必要です.本セミナーでは,このような非連続イノベーションに挑戦する研究開発を現場で指揮し,第一線で活躍している中堅(40歳前後)の研究者の方々に,最新の研究成果,タフなロボットを作るためのコツ,現場の最前線で得られたノウハウや知見,今後の展望についてご講演頂きます.
オーガナイザー:佐藤 徳孝(名古屋工業大学)


講演内容:

10:30-10:40 <開会挨拶・講師紹介>


10:40-11:30 第1話 タフさを実現するしなやかなロボット技術
東北大学 大野 和則
 講演者は,実世界の情報を収集するロボット技術を開発してきており,実際の現場に適応させることを通して,タフさを実現するしなやかなロボット技術を培ってきた.実世界とインタラクションを通して自律的にタフに移動し,情報収集するための機構や知能の開発は,新たな学術的課題を生み出すと同時に,新たな理論や技術,社会応用を生み出す可能性に溢れている.また,このような実世界のまだ電子化されていない情報を自律的に移動し,計測して,解析可能にするロボット技術は,人々の日常生活や災害対応を劇的に変える可能性を秘めている.本講演では,開発に関わった,クローラロボット,飛行ロボット,サイバー救助犬などを例に,タフさを実現するしなやかなロボット技術について,私見や経験を交えて紹介する.


11:30-12:40 <休憩(昼食)>

昼食について:開催日が日曜日ですので学内の食堂は利用できません.近隣に1軒コンビニがございますが,昼食は各自事前にご用意いただくことをオススメ致します. 当日は学食をご利用いただけるようになりました.


12:40-13:30 第2話 ヘビ型ロボットの研究開発
岡山大学 亀川 哲志
 生物の蛇は紐状の単純な形態でありながら,実に様々な環境を移動して生活している.これを工学的に応用すべく,ヘビ型ロボットに関する様々な研究がなされてきた.私もヘビ型ロボットの持つ多様な移動形態に関する研究を行い,これまでに,横うねり推進,ラテラルローリング推進,サイドワインディング推進,螺旋捻転運動による推進など,ヘビ型ロボットの様々な移動形態を実現してきた.特に近年では,配管に沿って移動を行うヘビ型ロボットや,障害物を利用して推進するヘビ型ロボットの研究開発を進めている.本講演では,ヘビ型ロボットの研究開発の歴史を振り返りつつ,最新の成果についても紹介する.


13:30-13:40 <休憩>


13:40-14:30 第3話 脚型ロボットのメカニクス ~タフな脚型ロボットの実現を目指して~
早稲田大学 橋本 健二
 講演者は,これまでに等身大の脚型ロボットの開発に携わっており,人間搭乗型2足歩行ロボット「WL-16」,2足走行ロボット「WATHLETE-1」,災害対応を目的とした4肢ロボット「WAREC-1」などの研究開発に取り組んできた.本講演では,講演者のこれまでの経験だけでなく,国内外の等身大の脚型ロボットの開発事例も紹介し,メカニクスの視点から,タフな脚型ロボットの実現方法について一考する.


14:30-14:40 <休憩>


14:40-15:30 第4話 遠隔操作移動体を用いた捜索活動のための視覚認識システム
信州大学 山崎 公俊
 災害現場における遠隔操作移動体を用いた捜索活動では,様々なものが雑然と存在する中で,移動体を操縦しながら探索などをおこなう必要がある.操縦に必要な情報を得るために,そして探索目的を可能な限り達成するために,移動体に搭載したカメラで撮影した映像を用いることが多い.我々の研究グループでは,単に映像を提示するだけでなく,被災者の探索や移動体の経路決定に役立つような情報を適切に拾い上げて操縦者に提示できる画像認識システムの研究をおこなってきた.特に,少ないデータ量で認識器を構築する方式や,捜索経験の多い専門家からの知識を認識器に反映する方式に力を入れてきた.本講演では,これまでの研究成果を紹介し,今後の方向性についての展望を述べる.


15:30-15:50 <休憩・準備>


15:50-16:30 パネルディスカッション
司会 名古屋工業大学 佐藤 徳孝
 本セミナーで講演頂いた講師の先生方をパネラーに招き,聴講者からの意見も交えながら,率直な議論を展開する予定である.講師の先生方のご発表内容から,タフなロボットを作るためのコツ,現場の最前線で得られたノウハウや知見を総括し,研究分野に依らず横断的な共通部分を明らかにし,今後の「強いロボット」開発に資する有益な情報の共有を図る.さらに,ImPACTタフ・ロボティクス・チャレンジのプロジェクト終了を1年後に控えるなか,各研究者の研究開発の現状と課題について整理し,今後の「強いロボット」研究の方向性や展望について議論する.


16:30-16:40 <閉会挨拶>


必ず参加申込みおよび参加費のお支払い方法のご案内ページをご確認の上,下記よりお申し込みください.

本セミナー参加希望の場合,下記よりお申込み,参加費支払のお手続きをお願いします.
申込締切:11月10日(金)17:00.

セミナー参加申込WEB

賛助会員優待券や学生の特別優待券等、無料参加券をご利用の場合は下記よりお申し込みください.
申込締切:11月10日(金)17:00.

無料参加券利用申込

遠隔参加申込み締切りました.


セミナー参加に関する注意事項

  1. 会場,講師,日時等は都合により変更になる可能性がございますのでご了承下さい.最新の情報は学会ロボット工学セミナーHPに掲載されます.
  2. 台風等警報発令時のセミナー開催中止判断については「災害時における中止判断」のページをご確認ください.
  3. 当日、参加者の理解を深めるためテキストを配布致します。このテキストは、原則、講演に使用されるスライド資料等を縮小コピーしたものですが、諸事情により修正・抜粋がされている場合がございます。ご了承ください。また、テキストの後日販売は行いません。
  4. 参加者のセミナー会場内での撮影・録音行為は禁止させて頂きます。なお、撮影・録音を含む取材をご希望の場合は必ず事前に学会事務局までお問い合わせください。

主 催:
一般社団法人 日本ロボット学会
協 賛(予定):
計測自動制御学会,産業技術連携推進会議 医療福祉技術分科会,システム制御情報学会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本感性工学会,日本機械学会,日本シミュレーション学会,日本神経回路学会,日本設計工学会,日本時計学会,日本人間工学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット工業会,農業食料工学会,バイオメカニズム学会