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【遠隔配信のみ】第125回 物流ロボットにおける物体認識技術とハンドリング技術の最前線

開催日2020年4月24日(金)10:30~17:00(開場10:10)
開催地

遠隔配信のみ

定員ネット配信200名(定員になり次第締め切ります)
参加費
(税込)

※ お支払の際,別途システム手数料「220円」を頂戴致します.
WEB遠隔参加(当学会及び協賛学会個人会員):1名(申込者のみ)/4,000円,10名まで/8,000円,11名以上/16,000円
WEB遠隔参加(上記以外):1名(申込者のみ)/8,000円,10名まで/16,000円,11名以上/24,000円

WEB遠隔参加の10名まで・11名以上は、遠隔に接続できるのは1台のPCのみで、大画面等で複数人で視聴していただく、ことを想定しておりましたが、1箇所に集合することを自粛されている場合も多いことから、10名までのお申込みでPC3台まで、11名以上のお申込みでPC6台まで、接続可とさせていただきます。

主催一般社団法人 日本ロボット学会
協賛計測自動制御学会,産業技術連携推進会議 医療福祉技術分科会,システム制御情報学会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本感性工学会,日本機械学会,日本シミュレーション学会,日本神経回路学会,日本設計工学会,日本時計学会,日本人間工学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット工業会,農業食料工学会,バイオメカニズム学会 (予定)
セミナーレポートセミナーレポート

今回のセミナーは遠隔配信のみで実施いたします

 新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果、4月24日開催の第125回ロボット工学セミナーについては、会場での開催を中止とし遠隔配信のみで実施することといたしました。 尚、今後も状況が変わる可能性がございます。随時本ホームページで情報を発信いたします。
 現在会場参加でお申し込みいただいている皆様には別途参加申込キャンセルと参加費の返金についてご連絡させていただきます。 

口上

 近年,Eコマースの増大に伴う宅配の増加,加えて少子高齢化や人件費高騰などの理由から,物流業界のロボットによる自動化がより強く望まれています.物流センターでは従来,自動保管・入出庫,自動搬送・仕分けなどマテリアルハンドリング機器が用いられていましたが,近年,物流ロボットを利用したダンボールの積み下ろしや日用品・食品のピッキングが実働段階を迎えつつあります.そこで本セミナーでは,まず物流ロボットに起ころうとしているイノベーションについてご紹介して頂きます.さらに,物流ロボットに使われる物体認識技術およびハンドリング技術についてご紹介して頂きます.

オーガナイザー:桒原 伸明(アイシン精機株式会社)

 

講演内容:

10:30-10:40 <開会挨拶・講師紹介>


10:40-11:45 1話 物流における先端技術の活用とビジネスモデルの革新

ローランド・ベルガー 小野塚 征志

 物流の世界では,Logistics 4.0と称される次世代のイノベーションが現実化しつつある.ロボティクス,AI,IoTといったテクノロジーの進化と活用の拡大は,物流の脱労働集約を促すだろう.それは,物流会社にとって,今までのビジネスモデルに対する破壊的脅威であると同時に,今までにはない飛躍的な成長に向けた創造的革新の契機ともなる.対して,物流ビジネスへの参入を企図する荷主やメーカーからすれば,またとない好機といえる.本講演では,物流現場における先端技術の活用動向を紹介するとともに,ビジネスモデルとしての革新の方向性を解説する.


11:45-12:45 <休憩(昼食)>


12:45-13:50 第2話 目と脳を持ったケースピッキングロボット:デパレタイジングとパレタイジング

Kyoto Robotics株式会社 徐 剛

  知能ピッキングロボットは,ピッキング対象を認識する3次元の目,見た結果に基づいたロボットの動作を計画する脳,計画を実行するアームとハンドで構成される.

本講演では,デパレタイジングロボットとパレタイジングロボットにおける,これらの4つの構成要素に求められるコア技術と,これらのコア技術を組み合わせてできた製品について述べる.


13:50-14:05 <休憩>


14:05-15:10 3話 物体ハンドリングのためのロボットビジョン技術

中京大学   橋本 学

  ロボットのための3次元物体認識技術,すなわちロボットビジョンは,生産,物流,家庭などさまざまな分野で利用されるが,なかでも物流分野では,対象物の品種の識別,位置姿勢の認識に加えて,ロボットの把持位置推定など,多岐にわたる認識技術が求められる.本講演では,3次元対象物をデータ化するためのセンサを紹介するとともに,3次元キーポイントマッチングをはじめとするモデルベース物体認識,および,モデルレスでの物体の概要把握,把持位置推定などの認識アルゴリズムを概観する.また,ロボットビジョンとロボット動作生成との接点領域に関する最新の研究事例についても紹介する.


15:10-15:25 <休憩>


15:25-16:30 第4話 ソフトグリッパによる柔軟物ハンドリングへの試み

立命館大学   平井 慎一

 食品産業においては,加熱や混合,冷凍等の調理工程に多くの自動化機器が導入されている.一方,パッキングや仕分けなどのハンドリング作業の多くは,人手に頼っている.近年の人手不足に伴い,ハンドリング作業の自動化が必要とされている.食品のハンドリングが困難である理由として,食品が柔らかく,その形状や特性にばらつきが大きいことが挙げられる.このようなばらつきに対応してハンドリングを実現する一つの方策は,食品と接触する物理的インターフェース部分に柔らかい材料を用いることである.われわれは,このようなソフトグリッパにより,食品のハンドリングを実現することを目指している.本講演では,その成果を紹介する.


16:30-16:35<休憩>


16:35-16:50<全体を通した質疑応答>


16:50 -17:00<閉会挨拶>

参加申込方法

必ず参加申込みおよび参加費のお支払い方法のご案内ページをご確認の上,下記よりお申し込みください.



WEB遠隔参加の10名まで・11名以上は、遠隔に接続できるのは1台のPCのみで、大画面等で複数人で視聴していただく、ことを想定しておりましたが、1箇所に集合することを自粛されている場合も多いことから、10名までのお申込みでPC3台まで、11名以上のお申込みでPC6台まで、接続可とさせていただきます。

 

セミナー参加に関する注意事項

  1. 会場,講師,日時等は都合により変更になる可能性がございますのでご了承下さい.最新の情報は学会ロボット工学セミナーHPに掲載されます.
  2. 台風等警報発令時のセミナー開催中止判断については「災害時における中止判断」のページをご確認ください.
  3. 当日,参加者の理解を深めるためテキストを配布致します.2020年度より電子データで配布となり,会場参加/遠隔参加ともにメールにて事前に配信を行います.また,テキストの後日販売は行いません.
  4. 参加者のセミナー会場内での撮影・録音行為は禁止させて頂きます。なお、撮影・録音を含む取材をご希望の場合は必ず事前に学会事務局までお問い合わせください。