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【遠隔配信のみ】第130回 宇宙開発を支えるロボット技術の最前線

開催日2020年11月27日(金)10:00~17:30
開催地

遠隔配信で実施いたします

会場
アクセス

zoomに変更いたします

WEBEXのシステムを使用
詳細はお申込み後にご案内いたします

定員遠隔配信180名(定員になり次第締め切ります)
参加費
(税込)

参加費・システム手数料共に税込み価格です.

※ お支払の際,別途システム手数料「220円」を頂戴致します.
【WEB遠隔参加のみ】
当学会及び協賛学会の正会員(個人)/4,000円,会員外(一般)/8,000円
当学会及び協賛学会の学生会員(個人)/3,000円,会員外(学生)/5,000円
当学会賛助会員 招待券ご利用/無料,優待券ご利用/3,000円,左記サービス券なし/8,000円
特別優待券使用の場合:学生(RSJ会員非会員問わず)/無料,学生以外/3,000円
※3密対策により複数人視聴のオプションはございません。 視聴される方各々お申し込みください。
※賛助会員 招待券,優待券をご利用の場合、お手数ですが原本を学会事務局宛にご郵送ください。

主催一般社団法人 日本ロボット学会
協賛計測自動制御学会,産業技術連携推進会議 医療福祉技術分科会,システム制御情報学会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本感性工学会,日本機械学会,日本シミュレーション学会,日本神経回路学会,日本設計工学会,日本時計学会,日本人間工学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット工業会,農業食料工学会,バイオメカニズム学会,宇宙就活
セミナーレポートセミナーレポート

口上

 人類初の人工衛星打ち上げから60年余り経過した現在,宇宙開発は従来の官主導に加えて,民間主導あるいは産学官の連携・協働を軸とした新たな局面を迎えています.宇宙開発の舞台は極限環境であり,その用途は国際宇宙ステーションを含む地球周回軌道上の各種サービスから,月惑星の科学探査や利用に至るまで多岐に渡ります.とりわけ,軌道上を漂う宇宙ゴミの除去や無人宇宙船とのドッキング,月惑星表面への着陸や天体表面での移動探査などに代表される,先進的な宇宙ミッションを支えるキーテクノロジーとして,ロボット技術(あるいはロボティクス)の宇宙応用が重要である.そこで本セミナーでは,国内外の官民異なる立場で宇宙開発を牽引する方々を講師にお招きし,最新の研究開発動向を紹介していただきます.また,本セミナーを通じて,宇宙開発の最前線で活躍する「人」の熱量も感じ取っていただければと思います.

オーガナイザー:永岡 健司(九州工業大学)

 

講演内容:

10:00-10:10 <開会挨拶・講師紹介>


10:10-11:40 1話 火星ローバー・パーサヴィアランスが切り拓く火星探査新時代

NASA/JPL 小野 雅裕

 NASAの新火星ローバー・パーサヴィアランスの打ち上げは,本概要の入稿期限の翌日(2020年7月30日)に予定されている.もしトラブルがなければ,本講演の時点でローバーは火星に向かって航行中であり,2021年2月に,太古の昔に湖だったジェゼロ・クレーターに着陸する予定である.後続のミッションで地球に持ち帰ることが可能な岩石のサンプルを採取し,かつて存在したかもしない地球外生命の痕跡を探す.このローバーは,先代のキュリオシティと形状は似ているものの,ソフトウェア面では大きなアップデートがあった.とりわけ自動走行機能が大幅に強化された.本講演ではパーサヴィアランスにおける技術革新と,それによって可能となる科学探査について解説する.また講演後半では,さらに未来を見越した惑星ローバーやその他の宇宙探査機のための自律化技術についても紹介する.


11:40-12:30<休憩(昼食)>


12:30-14:00 2話 ベンチャー企業として進める小型月面探査車の開発

ispace 田中 克明

 株式会社ispaceは,月面社会の構築に向け,民間企業として月面探査車や月面着陸船の開発を行っている.月面でのロボットの利用は環境耐性を考慮した設計が必要である.しかしながら,従来の宇宙開発の手法では信頼性を向上させるために保守的な設計となる傾向がある.そのため,開発期間が長くなり,打ち上げや開発にかかるコストが膨大になる課題がある.本講演では,宇宙開発をビジネスとして進めるための設計手法や考え方について紹介をする.


14:00-14:10 <休憩>


14:10-15:40 3話 宇宙はロボティクス最高のアプリケーション先だ~JAXAロボティクスの最新の試み

JAXA 加藤 祐基

 宇宙ロボティクスというと国際宇宙ステーションのロボットアームや火星ローバのイメージが強く,敷居が高いイメージがあるかもしれませんが,近年は宇宙飛行士の協働ロボットや,デブリ除去ロボット,地上の最新技術を活用した探査ロボット等が開発されています.本講演ではロボットが宇宙で活躍しているアプリケーションを紹介します.


15:40-15:50 <休憩>


15:50-17:20 4話  宇宙ゴミ(スペースデブリ)という世界一厄介な問題への民間における取組み

アストロスケール 伊藤 美樹

 近年,軌道上で宇宙ゴミ(スペースデブリ)が原因による宇宙機の衝突事故が世界的な問題となっている.今後益々ロケットや人工衛星が打上げられる一方で,宇宙ゴミとの衝突事故の増加が懸念されており,宇宙ゴミ回収技術の確立が急務となっている.アストロスケールは,民間企業として世界で初めて宇宙ゴミ回収ビジネスに取り組み技術開発を行ってきた.本講演では,この世界一厄介な問題に挑むアストロスケールの取り組みを紹介する.


17:20-17:30 <閉会挨拶>


参加申込方法

本セミナーは終了いたしました。

多くのご参加ありがとうございました。

 

 

 

セミナー参加に関する注意事項

  1. 会場,講師,日時等は都合により変更になる可能性がございますのでご了承下さい.最新の情報は学会ロボット工学セミナーHPに掲載されます.
  2. 台風等警報発令時のセミナー開催中止判断については「災害時における中止判断」のページをご確認ください.
  3. 当日,参加者の理解を深めるためテキストを配布致します.2020年度より電子データで配布となり,会場参加/遠隔参加ともにメールにて事前に配信を行います.また,テキストの後日販売は行いません.
  4. 参加者のセミナー会場内での撮影・録音行為は禁止させて頂きます。なお、撮影・録音を含む取材をご希望の場合は必ず事前に学会事務局までお問い合わせください。