【オンライン開催】第151回 「脳型ハードウェア技術とそのロボット応用」
開催日 | 2024年1月11日(木)10:00~16:50 |
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開催地 | オンライン配信で実施いたします |
会場 アクセス | 配信システム:zoomを使用予定。 |
定員 | オンライン配信200名(定員になり次第締め切ります) |
参加費 (税込) | 参加費・システム手数料共に税込み価格です. 2023年度の賛助会員招待券・優待券をご使用いただけます (有効期限:2023/12/31ですがご利用いただけます) |
主催 | 一般社団法人 日本ロボット学会 |
協賛 | 計測自動制御学会,産業技術連携推進会議 医療福祉技術分科会,システム制御情報学会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本感性工学会,日本機械学会,日本シミュレーション学会,日本神経回路学会,日本設計工学会,日本時計学会,日本人間工学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット工業会,農業食料工学会,バイオメカニズム学会(以上20団体予定) |
口 上:
生体の脳神経系は,計算原理,アルゴリズム,デバイス,ハードウェアアーキテクチャ等,様々な新しい工学技術を考える上でのアイデアの宝庫です.人工知能技術の目覚ましい発展を背景に,脳神経系の優れた特徴(環境適応・低消費電力等)に学んだセンサ・ハードウェアやコンピュータ(脳型ハードウェア)の研究開発もまた盛り上がりを見せており,ロボット工学分野にも影響を与えています.本セミナーでは,同分野において第一線で活躍されている研究者の皆様をお招きし,脳型ハードウェア技術とそのロボット応用の研究動向等についてご紹介いただきます.
オーガナイザー:安川 真輔(九州工業大学)
講演内容:
10:00-10:10 <開会挨拶・講師紹介>
10:10-11:10 第1話 脳型・AIハードウェア研究の遍歴と近年の研究の潮流
北海道大学 浅井 哲也
脳型・AIハードウェア分野の研究について歴史的な流れから近年の研究の潮流まで,ロボット研究者向けに講演者が取り組んできた研究を例に概説する. 具体的には,(1)ニューロモフルフィック工学とニューラルネットワークハードウェアの歴史,(2)深層学習ハードウェア,(3)アジャイル・出口指向のイノベーション誘発に関する近年の取り組み,について解説する.
11:10-11:20<休憩>
11:20-12:20 第2話 視覚神経系に学んだビジョンシステム
大阪工業大学 奥野 弘嗣
生体の視覚神経系は,自然画像の特徴や神経回路のもつ時空間特性を利用して,従来のコンピュータビジョンでは困難な視覚課題を実に効率的に遂行している.このため,網膜や視覚野の情報処理を模擬することは,効率的な視覚システム作りの有効な手段となる.本発表では,視覚神経系に学んだ画像処理・認識のための情報処理を,ロボット用ビジョンシステムとして活用するための取り組み(回路実装等)について紹介を行う.
12:20-13:20 <休憩(昼食)>
13:20-14:20 第3話 昆虫脳を模倣するニューロミメティックシステム
東京大学 名波 拓哉
近年,計測技術や解析技術の向上により,昆虫脳の情報処理機構が急速に明らかになりつつある.本発表では,電子回路上で神経系を効率よく再現するニューロミメティック技術を用いた,昆虫脳と同様の情報処理機構や機能を持つ電子回路システム(昆虫脳チップ)の開発の試みについて紹介する.昆虫脳チップは将来的に,昆虫の優れた運動機能や学習機能を再現することで,ロボティクス分野での応用も期待できる.
14:20-14:30 <休憩>
14:30-15:30 第4話 人工小脳・リアル小脳によるロボット適応制御
中部大学 平田 豊
小脳は工学的には未だ実現されていない高度に柔軟な汎用適応制御器として機能しており,1970年代からそれを模した実機制御用コントローラを構築しようとする試みがなされてきた.本講演では,小脳神経回路モデル(人工小脳)の構築法と実機適応制御器としての応用について解説する.また,金魚の小脳活動を利用した小脳・マシンインタフェースによる実機適応制御の例を紹介する.さらに,最近の動物実験の結果に基づき,予測制御における小脳の役割について議論する.
15:30-15:40 <休憩>
15:40-16:40 第5話 脳型計算機システムとホームサービスロボット
九州工業大学 田向 権
本講演ではまず近年のホームサービスロボットの研究開発動向について世界最大の競技会であるRoboCup@Homeリーグを題材に紹介する.また,未来のホームサービスロボットの実現へ向けて海馬・扁桃体・前頭前野融合モデルの応用例を示す.さらに,ナノマテリアルを用いたレザバーコンピューティングのロボット応用例を示し,特に圧倒的な低消費電力化への試みについて紹介する.
16:40-16:50 <閉会挨拶>
参加申込方法
必ず参加申込みおよび参加費のお支払い方法のご案内ページをご確認の上,下記よりお申し込みください.
※運用方法の変更により(オンライン配信のタイムシフト配信(見逃し配信)の実施)、第132回セミナーより申込後のキャンセルは一切不可と致します。
本セミナーオンライン参加希望の場合,下記よりお申込み,参加費支払のお手続きをお願いします.
優待券(有料)をご利用の場合もこちらからお申込みください.
申込締切:1月10日(水)18:00. -受付終了- お申込みありがとうございました
オンライン配信の概要についてはオンライン配信のご案内をご参照ください.
※本セミナーは2023年度の賛助会員優待券をご利用いただけます。
(有効期限:2023/12/31ですがご利用いただけます)
賛助会員招待券や学生の特別優待券等,無料参加券をご利用の場合は下記よりお申し込みください.
申込締切:1月10日(水)10:00. -受付終了- お申込みありがとうございました※本セミナーは2023年度の賛助会員招待券をご利用いただけます。
(有効期限:2023/12/31ですがご利用いただけます)
セミナー参加に関する注意事項
- 会場,講師,日時等は都合により変更になる可能性がございますのでご了承下さい.最新の情報は学会ロボット工学セミナーHPに掲載されます.
- 台風等警報発令時のセミナー開催中止判断については「災害時における中止判断」のページをご確認ください.
- 当日,参加者の理解を深めるためテキストを配布致します.2020年度より電子データで配布となり,会場参加/オンライン参加ともにメールにて事前に配信を行います.また,テキストの後日販売は行いません.
- 参加者のセミナー会場内での撮影・録音行為は禁止させて頂きます。なお、撮影・録音を含む取材をご希望の場合は必ず事前に学会事務局までお問い合わせください。