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第114回 サステナブルな空の産業発展をめざして~ドローンの運用とビジネス応用~

開催日2018年6月22日(金)
開催地芝浦工業大学 豊洲キャンパス 交流棟 5F 501教室
セミナーレポートセミナーレポート

※第5話講師が変更となりました.講演内容に変更はございません(2018/06/06).

開催日:2018年6月22日(金)10:20~16:30(開場9:50)

遠隔セミナー:本セミナーの有料ネット配信を行います.

開催地:芝浦工業大学 豊洲キャンパス 交流棟 5F 501教室(東京都江東区豊洲3-7-5)

会場アクセス:
http://www.shibaura-it.ac.jp/educational_foundation/facility/toyosu_campus.html
http://www.shibaura-it.ac.jp/access/toyosu.html
最寄り駅:「豊洲駅」(有楽町線)1cまたは3番出口徒歩7分,「豊洲駅」(ゆりかもめ)徒歩9分,または「越中島駅」(京葉線)2番出口徒歩15分

会場150名/ネット配信20名(どちらも定員になり次第締め切ります)

参加費(税込):※ お支払の際,別途システム手数料「216円」を頂戴致します.
当学会及び協賛学会の正会員(個人)/8,500円,会員外(一般)/13,000円
当学会及び協賛学会の学生会員(個人)/3,000円,会員外(学生)/4,500円
当学会賛助会員 招待券ご利用/無料,優待券ご利用/3,000円,左記サービス券なし/13,000円
特別優待券使用の場合:学生(RSJ会員非会員問わず)/無料,学生以外/3,000円
ネット配信参加(RSJ個人会員のみ申込可能):申込者のみ視聴/4,500円,申込者以外に複数人視聴/8,000円

  • 2017年度開催セミナーより参加申込みおよび参加費のお支払い方法が変更となっております.詳細はご案内ページをご確認ください.
  • 賛助会員招待券/優待券および特別優待券の詳細はご案内ページをご確認ください.

口 上:
 楽天やAmazonのドローン配達への挑戦に代表されるように,飛行ロボットの産業応用が注目されています.一方で,一般ユーザが比較的気軽にドローンを購入し,空撮やインフラ点検等に応用することができるようになってきていることから,今後のドローン分野の持続的産業発展のための運用マネージメントが重要となってきています.本セミナーでは,運用マネージメントからビジネス応用までの課題と展望をご紹介いただきます.
オーガナイザー:安孫子 聡子(芝浦工業大学)


講演内容:

10:20-10:30 <開会挨拶・講師紹介>


10:30-11:20 第1話 ドローンの運航管理システム
宇宙航空研究開発機構 原田 賢哉
小型無人機(ドローン)の利活用を通じて,産業,経済,社会に変革をもたらすこと(=「空の産業革命」)が期待されています.しかし,現在の飛行ルールは操縦者(またはその補助者)が目視によってドローンやその周囲を監視し安全を確保することを基本としており,例えば物流のように長距離/広範囲の飛行を伴う利用は難しい状況にあります.そこで,操縦者の目視に代わって空域の情報を収集・活用し,目視外を飛行する多数のドローンの安全かつ効率的な運航を支援する社会基盤として,UTM(Unmanned aircraft systems Traffic Management)/運航管理システムの構築が必要とされています.本講演では,運航管理システムの研究開発を中心に,「空の産業革命」の実現に向けた官民・国内外の取り組みを紹介します.


11:20-11:30 <休憩>


11:30-12:20 第2話 ロボット用電波周波数「無人移動体画像伝送システム」と電波運用調整
工学院大学 羽田 靖史
2016年8月に利用可能となった「無人移動体画像伝送システム」は,ドローンやその他無人機のための初めての周波数である.これまで既存の無線LANやBluetooth,Zigbeeと比べ,より遠方まで届く,混信ににくい,遅延が少ない等の利点があり,今後の空の産業発展に大きく寄与する可能性を持っている一方,免許や運用調整が必要など,利用上注意を要する点もあります.本講演ではこの周波数の概要,得失,利用方法,利用可能な無線機,現状について解説し,また我々の研究グループで開発した無線機等を用いたi-Construction,火山調査等の実験結果について紹介します.


12:20-13:30 <休憩(昼食)>


13:30-14:20 第3話 オープンソースを使った産業用ドローンの開発
ドローンワークス株式会社 今村 博宣
国内においてドローンの開発と言うと「バーツを集めて機体を作る」という現状であり,とても産業用として使えるレベルに達していません.本公演では,フライトコントローラ,ESCなどオープンソースを用いて「本気で産業用のドローンを開発する方法」について講演を行います.また,現在JASA/MCPCで進めているオープンソースによるドローン開発の標準化,ドローンに使用する無線通信の検討内容など,産業用ドローンに必要とされる技術的背景についての現状報告なども行います.


14:20-14:30 <休憩>


14:30-15:20 第4話 ドローンビジネスと今後の展望について
サイトテック株式会社 山根 敦
本講演では,弊社が開発するカーボンプレート式ドローン刀シリーズ,カーボン製モノコック構造のYOROIシリーズの特徴と産業界での活用事例を紹介します.また,新たなドローンによる運用事例として,地上給電方式による長時間フライトへの取り組みや大型ドローンによる自立飛行を用いた貨物運搬,海外での取組みとしてのドローンタクシーなどドローンビジネスの実例を紹介します.最後に,ドローンの運用課題と解決策として,フライトレコーダによる事故究明と対策機関の設置や機体構造と制御の冗長性,ドローンの廃棄物の問題としてバッテリー,カーボン製品の処理等とリサイクルのための標準化などの取組みについて紹介します.


15:20-15:30 <休憩>


15:30-16:20 第5話 現場からみるドローン最新事例
テラドローン株式会社 金子 洋介
ドローン技術の活用が進んでいる測量,点検等の分野を中心に,海外事例も含めた最新動向をお伝えします.ドローンとの組み合わせは,写真,レーザー,赤外線カメラ,ハイパースペクトルカメラ,超音波センサ・・・無数にありますが,実際に現場でどこまで活用が進んでいるのでしょうか.また,UTMといわれる,ドローン運行管理システムについても実証事例をご紹介します.


16:20-16:30 <閉会挨拶>


必ず参加申込みおよび参加費のお支払い方法のご案内ページをご確認の上,下記よりお申し込みください.


本セミナー会場参加希望の場合,下記よりお申込み,参加費支払のお手続きをお願いします.
申込締切:6月21日(木)17:00.

セミナー参加申込


賛助会員招待券や学生の特別優待券等,無料参加券をご利用の場合は下記よりお申し込みください.
申込締切:6月21日(木)17:00.

無料参加券利用申込


本セミナー遠隔参加希望の場合,下記よりお申込み,参加費支払のお手続きをお願いします.
申込締切:6月20日(水)17:00.

遠隔配信の概要についてはオンライン配信のご案内をご参照ください。

2018年度より遠隔配信参加の申込は抽選から申込先着順となりました。申込方法・参加費のお支払い方法も会場参加申込みと同様のシステムに変更となりましたのでご注意ください。

遠隔セミナー申込


セミナー参加に関する注意事項

  1. 会場,講師,日時等は都合により変更になる可能性がございますのでご了承下さい.最新の情報は学会ロボット工学セミナーHPに掲載されます.
  2. 台風等警報発令時のセミナー開催中止判断については「災害時における中止判断」のページをご確認ください.
  3. 当日、参加者の理解を深めるためテキストを配布致します。このテキストは、原則、講演に使用されるスライド資料等を縮小コピーしたものですが、諸事情により修正・抜粋がされている場合がございます。ご了承ください。また、テキストの後日販売は行いません。
  4. 参加者のセミナー会場内での撮影・録音行為は禁止させて頂きます。なお、撮影・録音を含む取材をご希望の場合は必ず事前に学会事務局までお問い合わせください。

主 催:
一般社団法人 日本ロボット学会
協 賛(予定):
計測自動制御学会,産業技術連携推進会議 医療福祉技術分科会,システム制御情報学会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本感性工学会,日本機械学会,日本シミュレーション学会,日本神経回路学会,日本設計工学会,日本時計学会,日本人間工学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット工業会,農業食料工学会,バイオメカニズム学会