第133回 「こんなときこそ,ロボット」―ポスト・コロナ社会で活躍するロボットと人とのリレーションシップ
開催日 | 2021年4月27日(火)10:30~17:00 |
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開催地 | オンライン配信で実施いたします |
会場 アクセス | 配信システム:zoomを使用予定。 |
定員 | オンライン配信200名(定員になり次第締め切ります) |
参加費 (税込) | 参加費・システム手数料共に税込み価格です. 2021年度の賛助会員招待券,優待券(有効期限:2021/12/31)は3月上旬までの発送を予定しております。ご利用の場合は、各種券がお手元に到着次第お申込みくださいますようお願いいたします。 |
主催 | 一般社団法人 日本ロボット学会 |
協賛 | 計測自動制御学会,産業技術連携推進会議 医療福祉技術分科会,システム制御情報学会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本感性工学会,日本機械学会,日本シミュレーション学会,日本神経回路学会,日本設計工学会,日本時計学会,日本人間工学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット工業会,農業食料工学会,バイオメカニズム学会 |
セミナーレポート | セミナーレポート |
口上:
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を経て,私たちをとりまく社会構造が大きく変化しています.人手不足を 補うもの,人に代わって作業を行うもの,人と人とのコミュ ニケーションの媒介となるもの,ロボットの活躍する場面 は我々の生活環境に広がりつつあります. ロボット技術の 適用場面,もしあれば実際に効果を上げたさまざまなロボ ットについて,事例を紹介しな がら,人とロボットが共存 する社会の実現に向け,今後の課題にも焦点をあてます.
オーガナイザー:廣川 潤子(東芝)
講演内容:
10:30-10:40 <開会挨拶・講師紹介>
10:40-11:50 第1話 ニューノーマルとロボットのこれからの関係
産業技術総合研究所 堂前 幸康
新型コロナウイルスは社会を大きく変革させた.パンデミックが収束した後も,それに伴う変化は社会に浸透し続けることが想定される.本講演では,世の中・産業(特に製造・物流)と,関連するロボット研究・開発にどのような変化が生じているかを分析し,その先のあり方を考察する.またそれに関連する世の中の萌芽的な研究開発を紹介・分析する.
11:50-12:50<休憩(昼食)>
12:50-14:00 第2話 あらゆる物流現場の搬送を無人化する、CarriRo無人化ソリューション技術と導入事例
株式会社ZMP 笠置 泰孝
株式会社ZMPでは、無人タクシーや宅配ロボットに代表される自動運転技術を活用した物流ロボットCarriRoシリーズを物流現場に提供している。2016年8月のリリース以来、実際の倉庫・工場内において、導入しやすくまた省人化できる搬送ロボットとして多くのユーザーの信頼を獲得し、現在国内で200社を超える企業にて活用が進んでいる。台車型ロボットCarriRo、無人フォークリフトCarriRo-Fork、無人牽引車CarriRo Tractor、そしてそれらをクラウドで遠隔監視、制御可能なサービスROBO-HI等の開発における課題と取り組み、および今後のポスト・コロナ社会において人と共生する物流ロボットのあり方について紹介する。
14:00-14:10 <休憩>
14:10-15:20 第3話 JR東日本における駅サービスロボットの取組み
東日本旅客鉄道株式会社 福田 和人
JR東日本では、新技術を積極的に活用し経営課題や社会課題の解決を目指している。昨今の新型コロナウイルス禍の影響により、その重要度はいっそう大きくなっている。これらのために、JR東日本では「モビリティ変革コンソーシアム」を設立し、さまざまな実証実験を行ってきた。その一つとして、駅サービス業務(案内、清掃、警備等)のロボット化の実証実験がある。特に案内業務では、AIによる案内システムの活用により、駅ご案内の高度化を目指している。今回、駅におけるAIシステムによる案内業務の実証実験を中心に、駅サービスへのロボット活用の取り組みを紹介する。
15:20-15:30 <休憩>
15:30-16:40 第4話 コミュニケーション・ロボットPaPeRoiによる高齢者見守りサービスについて ―ご高齢者が一番欲しいのは『安心』ではなかった
情報化研究会主宰(元NEC みまもりパペロ・プロジェクト責任者) 松田 次博
コミュニケーション・ロボット、PaPeRo iを使った高齢者見守りサービスは、2017年8月の企画立ち上げから、2018年愛媛県西条市での実証実験を経て、2019年1月より本格運用が始まった。 2020年春以降、コロナ禍で孤立しがちな高齢者を支えるため、導入を検討する自治体が増え、2021年2月時点で3団体がサービスを利用している。 本講演では、サービス開発から運用に至る経緯、意図した効果と実際の効果のギャップ、男女によるロボットへの反応の差異、ロボットを介して自治体、警備会社、病院など 地域が連携する仕組み、等を紹介する。
16:40-16:50 <全体を通した質疑応答>
16:50-17:00 <閉会挨拶>
参加申込方法
必ず参加申込みおよび参加費のお支払い方法のご案内ページをご確認の上,下記よりお申し込みください.
※運用方法(オンライン配信のタイムシフト配信(見逃し配信)の実施)の変更により、第132回セミナーより申込後のキャンセルは一切不可と致します。
本セミナーオンライン参加希望の場合,下記よりお申込み,参加費支払のお手続きをお願いします. オンライン配信の概要についてはオンライン配信のご案内をご参照ください.
優待券(有料)をご利用の場合もこちらからお申込みください.
申込締切:4月26日(月)18:00.
賛助会員招待券や学生の特別優待券等,無料参加券をご利用の場合は下記よりお申し込みください.
申込締切:4月26日(月)10:00.
セミナー参加に関する注意事項
- 会場,講師,日時等は都合により変更になる可能性がございますのでご了承下さい.最新の情報は学会ロボット工学セミナーHPに掲載されます.
- 台風等警報発令時のセミナー開催中止判断については「災害時における中止判断」のページをご確認ください.
- 当日,参加者の理解を深めるためテキストを配布致します.2020年度より電子データで配布となり,会場参加/オンライン参加ともにメールにて事前に配信を行います.また,テキストの後日販売は行いません.
- 参加者のセミナー会場内での撮影・録音行為は禁止させて頂きます。なお、撮影・録音を含む取材をご希望の場合は必ず事前に学会事務局までお問い合わせください。