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【オンライン配信のみ】第138回 「インフラ維持管理とロボット技術」

開催日2021年11月12日(金)10:00~16:50
開催地

オンライン配信で実施いたします

※講演後に見逃し配信予定しております。都合により一部欠損した見逃し配信になる場合がございます。ご了承ください。

会場
アクセス

配信システム:zoomを使用予定。
資料配布:クラウドサーバのBOX(https://app.box.com)よりダウンロード。
参加方法詳細はお申込み・お支払い後の返信メールにてご案内いたします

定員オンライン配信200名(定員になり次第締め切ります)
参加費
(税込)

参加費・システム手数料共に税込み価格です.
※ お支払の際,別途システム手数料「220円」を頂戴致します.

【オンライン配信参加のみ】
当学会及び協賛学会の正会員(個人)/4,000円,会員外(一般)/8,000円
当学会及び協賛学会の学生会員(個人)/3,000円,会員外(学生)/5,000円
当学会賛助会員 招待券ご利用/無料,優待券ご利用/3,000円,左記サービス券なし/8,000円
特別優待券使用の場合:学生(RSJ会員非会員問わず)/無料,学生以外/3,000円

主催一般社団法人 日本ロボット学会
協賛計測自動制御学会,産業技術連携推進会議 医療福祉技術分科会,システム制御情報学会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本感性工学会,日本機械学会,日本シミュレーション学会,日本神経回路学会,日本設計工学会,日本時計学会,日本人間工学会,日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット工業会,農業食料工学会,バイオメカニズム学会(以上20団体 協賛予定)
セミナーレポートセミナーレポート

口上

 近年,高度経済成長期に建設がすすめられた橋梁・トンネルといった各種インフラの老朽化が進み,国交省では2014年から5年に1度の目視点検を義務付けました.それに対して,インフラ維持管理の労働者人口は2000年ころを境に減少の一途をたどっており,維持管理が追い付かないという問題が発生しています.そこでドローン等のロボット技術を用いて従来では時間がかかり困難であった点検作業をデジタル化し,より効率的に維持管理業務を遂行するための試みが,大学・民間企業の各研究機関で執り行われています.本セミナーではそのようなインフラ維持管理分野で活躍するロボット技術についての紹介を行います.

工藤 拓(富士通)

 

講演内容:

※第3話講師が変更となりました.講演内容に変更はございません(2021/10/04).

10:00-10:10 <開会挨拶・講師紹介>


10:10-11:10 1話 ドローン機能を活用した点検ロボット

新日本非破壊検査株式会社 和田 秀樹

   ドローンは,その機動性の良さから計測機器を搭載する等で調査・点検の分野で活用されるようになってきた.しかし,その多くは対象物に対して一定の距離から光学式の計測を行うものであり,内部の状態までは知ることはできない.本セミナーでは新日本非破壊検査㈱が開発した,ドローンを構造物に接触させて内部状態を非破壊検査技術により調査する点検ロボットについて,その特徴や構造,点検方法等について紹介する.


11:10-11:20 <休憩>


11:20-12:20 2話 ドローンでの橋梁点検の最新事例と維持管理のための3Dデータ活用

ルーチェサーチ株式会社 渡辺 豊

   重要な社会インフラ施設としての橋梁は, 建設後 50 年を経過したものが飛躍的に増加する中で,事後保全から予防保全に転換しようとしている.当社はドローンを活用した点検の実現に向けて,国土交通省の現場検証に参画し,また経済産業省のロボット開発事業にも採択され,現場経験を積みながら機器・手法の改良に努めてきた.今回は,多くの現場経験を踏まえて,ドローンでの橋梁点検は何が難しく,どのような課題があるのかを説明する.課題を克服するために開発したドローンの特徴および得られる成果を実例にて説明する.また,橋梁に対してドローンで得られる3D データを利用して,その後の維持管理も見据えた活用例も紹介する.


12:20-13:20 <休憩(昼食)>


13:20-14:20 3話 橋梁点検支援ロボットの開発と今後の展開

ジビル調査設計株式会社 毛利 茂則   

   平成31年2月に橋梁やトンネルの点検支援技術性能カタログ(案)が交付されそれまでは,人が直接近接して行っていた点検のいくつかにおいて,新技術を用いることが可能となった.弊社の所有する技術も,画像計測技術分類および非破壊検査技術分類において橋梁点検支援ロボット+橋梁点検調書作成支援システムとして掲載されている.インフラ維持管理分野では全国的に新技術の活用を検討することが求められるようになり,弊社にも各地より問い合わせを頂いている.本講演では,カタログ掲載までの道のりと,弊社所有橋梁点検支援ロボット視る・診るの技術を用いた今後の発展について述べる.


14:20-14:30 <休憩>


14:30-15:30 4話 タフなロボット技術を利用したインフラ維持管理・構築 

東北大学 大野 和則

  インフラ維持管理や土木建設現場のロボット化は,持続可能な社会インフラを構築するためには重要な課題である.また,研究者にとっても,過酷な環境を対象とした技術を試すのに適した研究課題である.私達は,過酷な環境で人間に変わって点検や作業を行うロボット技術の研究開発に取り組んできた.本講演では,受動回転球殻を有するドローンを利用した高所狭隘空間の橋梁点検や,簡易後付けセンサボックスや運転ロボットを利用した大型6輪ダンプの土砂運搬の自動化について紹介する.実世界で活躍するロボットの仕組み,システム構成,認識や自律制御の技術の概要を実例を通して紹介する.


15:30-15:40 <休憩>


15:40-16:40 5話 橋梁と配管の点検維持管理用ロボットの開発 

白山工業株式会社 広瀬 茂男

   橋梁と配管内のようなアクセス性の良くないインフラ施設の点検,維持管理のためのロボット開発について解説する.橋梁に関しては,点検だけであればドローンも有効であるが,補修作業までも行うことが要請される場合は,より確実な足場を作れるシステムが望まれる.そのようなシステムの一例として,4 本のワイヤで支えられる Bridgeview 方式の紹介を行う.配管系の点検に関しては,T 分岐やエルボを有し,管径が異なる配管内を自在に移動可能なロボットして,Thesbot, Tesbot Dual の2 種類のタイプの配管内移動ロボットを紹介する.最後に,講演者が現在主として進めている福島第一の廃炉作業用ロボットの開発も絡めて,極限的な環境で確実に目的を達成するロボットの設計はいかに遂行すべきかの方法論をまとめる.


16:40-16:50 <閉会挨拶>


参加申込方法  

必ず参加申込みおよび参加費のお支払い方法のご案内ページをご確認の上,下記よりお申し込みください.

※運用方法(オンライン配信のタイムシフト配信(見逃し配信)の実施)の変更により、第132回セミナーより申込後のキャンセルは一切不可と致します。

 

本セミナーオンライン参加希望の場合,下記よりお申込み,参加費支払のお手続きをお願いします.

優待券(有料)をご利用の場合もこちらからお申込みください.
申込締切:11月11日(木)18:00.

オンライン配信の概要についてはオンライン配信のご案内をご参照ください.

オンライン配信申込

※本セミナーは2021年度の賛助会員優待券(有効期限:2021/12/31)をご利用いただけます。

 

賛助会員招待券や学生の特別優待券等,無料参加券をご利用の場合は下記よりお申し込みください.
申込締切:11月11日(木)10:00.

無料参加券利用申込

※本セミナーは2021年度の賛助会員招待券(有効期限:2021/12/31)をご利用いただけます。

セミナー参加に関する注意事項

  1. 会場,講師,日時等は都合により変更になる可能性がございますのでご了承下さい.最新の情報は学会ロボット工学セミナーHPに掲載されます.
  2. 台風等警報発令時のセミナー開催中止判断については「災害時における中止判断」のページをご確認ください.
  3. 当日,参加者の理解を深めるためテキストを配布致します.2020年度より電子データで配布となり,会場参加/オンライン参加ともにメールにて事前に配信を行います.また,テキストの後日販売は行いません.
  4. 参加者のセミナー会場内での撮影・録音行為は禁止させて頂きます。なお、撮影・録音を含む取材をご希望の場合は必ず事前に学会事務局までお問い合わせください。
  5. 講演後の見逃し配信については、都合により全話配信されない場合がございます。ご了承ください。